対象: root/programs/Tests
配置: root
本書は、どう実行し、どう合否を判定するかを扱う。
テストそのものの設計方針と個々のテストの説明は
programs/Tests/README.md が一次情報。
一次情報は本書ではない。 迷ったら次を見ること。
内容 一次情報 各テストが何を確かめるのか programs/Tests/TESTCASES.mdテストの方針・構成・未修正項目 programs/Tests/README.md適合上の穴の一覧 programs/ANALYSIS-IdP.mdビルド BUILDING.md設定と起動 URL CONFIGURATION.md
cd root
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch # 2 つのサイトを起動 → テスト → 停止
.\2_RunAllTests.ps1 # 起動済みのサイトを叩く
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch -Filter "FullyQualifiedName~RequestObjectTests"1 件だけ試すときは、下の層を直接叩いてもよい。
cd root\programs\Tests
.\test.ps1 -Launch -Filter "FullyQualifiedName~Issue186"| 引数 | 意味 |
|---|---|
-Launch |
net10.0 版と net48 版の両方を起動してからテストし、終わったら停止する |
-Url |
net10.0 版(Kestrel)の待ち受け URL。既定 https://localhost:44300 |
-NetFxUrl |
net48 版(IIS Express)の待ち受け URL。既定 https://localhost:44302 |
-NoNetFx |
net48 版を起動しない。その分は Skip される |
-Filter |
dotnet test の --filter |
-Configuration |
Debug(既定)/ Release |
-OutputDir |
TRX とログの保存先。既定は programs\Tests\E2ETests\Result(.gitignore 済み) |
-UpdateTestCases |
テストケースの原本(programs\Tests\TESTCASES.md)を作り直す |
-UserStoreType |
サイトが使うストア(mem 既定 / sql / ora / npg)。mem 以外は下の「ストアを切り替える」を読む(#207) |
-ConnectionString |
mem 以外のときの接続文字列。省略時は環境変数から読む |
既定は mem。 これは変えない。sql / ora / npg は、対応する DBMS が
動いていることが前提になるため、既定にすると DBMS の無い環境でテストが回らなくなる。
SessionStoreType(#256)も、同じ理由でmemが既定である。redis/sqlを既定にすると、Redis や SQL Server の無い環境でテストが回らなくなる。 E2E はサイトを 1 インスタンスずつしか立てないので、共有する必要がない (実測でも、置き場を変えても結果は変わらない。下の「セッションの置き場も」)。 キーが無ければmemなので、書かない配備もそのまま回る。 net48 版はWeb.configのsessionStateで選ぶので、この設定は読まない。
# 接続文字列は環境変数で渡す(キー名ではなく、専用の名前を使う)
$env:MPAS_CONNSTR_SQL = '...'
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch -UserStoreType sqlこのリポジトリの store/ が、3 方言をまとめて立てる(SQL Server / Oracle / PostgreSQL)。
cd store
.\1_DockerComposeUp.bat # DDL を流し込んでから起動する
.\2_DockerComposeDown.bat # -v 付き。作り直せるように残さないポートは +1 にしてある。
store/(E2E) |
既定のポート | |
|---|---|---|
| SQL Server | 1434 | 1433 |
| Oracle | 1522 | 1521 |
| PostgreSQL | 5433 | 5432 |
なぜ +1 か。 手動確認は LocalServicesOnDocker を使い続ける(RP アプリなどもそちらに繋ぐ)。 既定ポートを空けておくことで、E2E 用と同時に起動できる。
コミット済みの
ConnectionString_*はポートを書いていないので、 既定ポート = LocalServicesOnDocker を指す。手動確認はそのまま。
E2E に渡す接続文字列。
$env:MPAS_CONNSTR_SQL = 'Data Source=localhost,1434;Initial Catalog=UserStore;User ID=sa;Password=<pw>;Encrypt=false;'
$env:MPAS_CONNSTR_ODP = 'User Id=SCOTT;Password=<pw>;Data Source=localhost:1522/FREEPDB1;'
$env:MPAS_CONNSTR_NPS = 'HOST=localhost;PORT=5433;DATABASE=UserStore;USER ID=postgres;PASSWORD=<pw>;'- DDL は
0_CopyInitSql.ps1が repo から流し込む(1_DockerComposeUp.batが先に呼ぶ)。 コピー先は生成物で.gitignore済み。原本はroot/files/resource/.../Sql/だけ store/の DB は使い捨てにできる。 そのため、下の 「古いデータベースを使い回すと、列が足りない」は E2E 側では起きない (手動側=LocalServicesOnDocker では引き続き起こりうる)- Oracle の初回起動は数分かかる(
docker compose psが healthy になるまで待つ)
| ストア | 接続文字列の環境変数 | 上書きされる設定キー |
|---|---|---|
sql |
MPAS_CONNSTR_SQL |
ConnectionString_SQL |
ora |
MPAS_CONNSTR_ODP |
ConnectionString_ODP |
npg |
MPAS_CONNSTR_NPS |
ConnectionString_NPS |
スクリプトに接続文字列の既定値は持たせていない。 持たせると、それが事実上の資格情報になる。 渡していなければ、その場で止まる(どの環境変数を設定すればよいかを表示する)。
DBMS は LocalServicesOnDocker で、まとめてコンテナとして起動できる
(SQL Server / Oracle / PostgreSQL。#208 の実測はこれで行った)。
Oracle は gvenzl/oracle-free:23-slim で、接続先の PDB は FREEPDB1(XEPDB1 ではない)。
切り替える前に、対象の DBMS で次が済んでいること。
- 空のデータベース(スキーマ)を作る
files/resource/MultiPurposeAuthSite/Sql/<dbms>/Create_UserStore.sqlを流す
ロール・管理者・テスト ユーザは、サイトが初回の /Account/Login で作る
(CreateData が Roles の件数で初期化済みかを判定する)。手で入れる必要はない。
net48 版は
npgを選べない。Npgsqlの参照が#if NETCOREで囲まれているため、-UserStoreType npgのときは net48 版を起動しない(その分は Skip)。
memと違い、net48 版と net10.0 版が同じデータベースを共有する。memは各サイトが別の入れ物なので、ストアを変えると初めて出る失敗がある。実測(#242 の作業。
sql) : 通しでRT-230.1(core)が 1 件落ちた (UnstructuredDataに書いた値が/userinfoに出ない)。UserClaimsTestsだけを回すと 8/8 通るので、通し実行のときだけ起きる。 原因は未特定。 「両ターゲットの取り合い」は確かめたが説明になっていない (この値を書くのはUserClaimsTestsだけで、同じクラスのケースは並列に走らない。 利用者の行が重複しているわけでもない)。落ちたら、まず 1 クラスだけで回して切り分ける。実測(#250 の段階 1。
store/の 3 方言) : 同じ型が別のテストでも出た。
ストア 落ちたもの 1 クラスだけで回すと sqlRT-233.2(core)22/22 通る oraRT-230.3(core)8/8 通る npg無し(210 成功 / 失敗 0) - 分かっていること。 core だけ/DB ストアのときだけ/通しのときだけ/毎回 1 件だけ。 落ちるテストは毎回違う(
RT-230.1/RT-230.3/RT-233.2)。memでは出ない(各サイトが別の入れ物のため)。原因は依然として未特定。
ハイブリッド ID フェデレーションの「上流側」を、コンテナで 1 つ建てる。
下流(連携する側)はホストで動かす(Visual Studio / test.ps1 -Launch)。
cd store
.\3_PublishUpstream.ps1 # publish と証明書(1_DockerComposeUp.bat が先に呼ぶ)
docker compose up -d upstream| 値 | なぜ | |
|---|---|---|
| URL | https://localhost:44301 |
雛形が上流として書いている番号 |
| パス | root(/authorize) |
UsePathBase を呼んでいない |
| ストア | mem(固定) |
雛形のテスト利用者が自動で作られる。上流に DB は要らない。下流は -UserStoreType で切り替わるが、上流は常に mem(つまり sql で回すとクロス ストアになる。5 節の対応表) |
| 証明書 | ホストの dotnet dev-certs を書き出したもの |
既に信頼済み。ブラウザが警告を出さない |
| ログ | store/logs/(ACCESS / OPERATION / SQLTRACE) |
ホストから読める |
net48 版はコンテナ化しない。 上流は 1 つあればよく、net10.0 版で足りる。
パスの形が VS と違う。 雛形の
IdFederation{Authorize,Token,UserInfo}Endpointはhttps://localhost:44301/MultiPurposeAuthSite/...を指している。これは IIS Express の仮想ディレクトリの形で、Kestrel(コンテナ)は root で配信する。 下流はこの 3 つを/MultiPurposeAuthSite抜きに向ける必要がある (E2E はappSettings__...の環境変数で渡せる。4 節と同じ形)。
UsePathBaseを足して VS に合わせることはしなかった。 E2E の net10.0 版(https://localhost:44300)も既に root で配信しているので、 root がこのアプリの Kestrel での通常の形である。
どの口も、ポートで分けている。 仮想パスを VS と同じにできない(コンテナは root 配信)ため、 パスでは分けられないからである。
| ポート | 何 |
|---|---|
| 44300 | 下流(net10.0)。VS / test.ps1 -Launch の Kestrel |
| 44301 | 上流コンテナ(雛形が上流として書いている番号) |
| 44302 | 下流(net48)。IIS Express |
| 44303 | 下流コンテナ用に空けてある(#281) |
ポートを分けても Cookie は分かれない。 Cookie のスコープにポートは入らない(RFC 6265 §8.5)ので、 名前で分ける(
CookieNamePrefix/AuthCookieName/sessionState:SessionCookieName)。 パスが違っても解決しないのも同じ理由である(#250 の段階 4 で実測)。44300〜44399 は IIS Express の開発用証明書が http.sys に登録済みなので、 この範囲を使っている(5 節「net48 版も同時に測る」)。
リソースはイメージに入れず、ホストの C:\root\files\resource をマウントする(読み取り専用)。
署名鍵(X509 の pfx、JwkSet.json)を含むため、イメージに焼くべきではない。
中身は Readme.ja.md の手順で用意されているものを、そのまま使う。
雛形の設定は 19 箇所が
C:/root/files/resource/...である (Windows 前提。実測 2026/10/08。以前の記述は 15 で、古くなっていた)。 Linux ではドライブ文字が効かないので、docker-compose.ymlが 19 個すべてをマウント先(/resource)に振り替えている。 1 つでも漏らすと、その設定を使った瞬間に落ちるので、appsettings.jsonを"C:/root/filesで grep した数と突き合わせること。
log4netだけは中身(出力先)も Windows のパスなので、 差し替えた構成(store/app/LogConf.xml)をイメージに入れてある。
CookieNamePrefix を使っている配備の Cookie 名は、通しでは現れない
(E2E のサイトは接頭辞を使わない)。環境変数で渡して測る。
# **FxContainerization=ON なので、環境変数が設定キーを上書きする**(2 節)
$env:CookieNamePrefix = 'probe_'
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch -Filter "FullyQualifiedName~CookiePolicyTests"起動している間に Set-Cookie を見る(別のプロセスから叩く)。
実測(2026/10/08。AuthCookieName は空。サインイン後)。
.probe_AspNetCore.Identity.Application 認証(枠組みの既定名 + 接頭辞。#283)
.probe_AspNetCore.Antiforgery.… AntiForgery(#282)
.probe_AspNetCore.Mvc.CookieTempDataProvider TempData
probe_MultiPurposeAuthSiteCoreSession セッション
probe_auth_time max_age の判定
| 測ること | 期待 |
|---|---|
CookieNamePrefix だけ |
500 にならず、認証 Cookie が .probe_AspNetCore.Identity.Application(#283 より前は 500) |
CookieNamePrefix + AuthCookieName |
.probe_MultiPurposeAuthSite(従来どおり。コンテナの上流・下流はこれ) |
CookieNamePrefix なし |
枠組みの既定のまま(通しがこれ) |
| net48 版 | probe___RequestVerificationToken(既定名の先頭に . が無いので前に付く) |
通しに入れていない。 接頭辞を使う配備を立てるには、サイトの起動条件を変える必要があり、
test.ps1はサイトを 1 組しか立てないためである。 上の手順が、その代わりである。
上流と同じイメージを、別の設定で建てる。 これでコンテナ 2 つだけでハイブリッド IdP 構成が取れる。
cd store
.\1_DockerComposeUp.bat # DB 3 つ + 上流 + 下流をまとめて起動する上流だけ・下流だけを建て直すなら、サービスを名指す。
.\3_PublishUpstream.ps1 # 成果物は 1 つ。上流も下流も同じイメージ
docker compose up -d --build upstream downstream#284 で、既定で起動するようにした(profile を外した)。
CN-*がこの 2 つを測るので、起動していないとほぼ常に Skip になる — 「成功 0 件を NG にしている」のと同じ理屈で、測られないテストは危ない。
| 値 | なぜ | |
|---|---|---|
| URL | https://localhost:44303 |
口はポートで分ける(上のポートの表) |
IssuerId |
https://downstream.ssoauth.opentouryo.com |
2 つの IdP が同じ iss を名乗らないようにする |
SpRp_Isser |
上流の IssuerId(据え置き) |
**こちらは「上流に期待する iss」**で、役割が違う |
IdFederationAuthorizeEndpoint |
https://localhost:44301/authorize |
ブラウザが行く先なので、ホストから届く URL |
IdFederationTokenEndpoint / UserInfoEndpoint |
http://upstream:8080/... |
サーバが呼ぶ先なので、コンテナから届く宛先 |
| 鍵の置き場 / ログ | store/keys-downstream / store/logs-downstream |
上流と分ける(同じ鍵の置き場を共有すると Cookie を相互に復号できる。#279) |
どのコンテナにも要る設定は store/mpas-common.env に 1 か所だけ置いてある
(リソースのパス 19 件 + log4net)。
サービスごとに書くと 2 回書くことになり、片方だけ直す事故が起きる。
env_fileは LF でなければならない(.gitattributesで*.env text eol=lfにしてある)。 CRLF になると値の末尾に CR が残り、そのパスを使った瞬間に落ちる。
両方を作り直した状態から 1 巡測った。
| 手順 | 実測 |
|---|---|
| 1. 両方の Discovery | issuer が違う(https://ssoauth.opentouryo.com / https://downstream.ssoauth.opentouryo.com) |
2. 下流の jwkcerts |
鍵が 4 つ(マウントした署名鍵まで読めている) |
| 3. 上流でサインイン | HTTP 302 |
| 4. 下流で「ID 連携でサインイン」 | 上流の /authorize へリダイレクト(prompt=none) |
| 5. 1 回目 | consent_required(#280 と同じ。同意を 1 度整える)→ code |
| 6. 下流へ戻す | /Manage/Index が HTTP 200(サインインできた) |
| 7. 2 回目 | 同じ利用者(super_tanaka)。連携キーが (iss, sub) であること |
| 8. Cookie | 上流・下流が並んだ(下記) |
.upstream_MultiPurposeAuthSite .downstream_MultiPurposeAuthSite
upstream_auth_time downstream_auth_time
upstream_MultiPurposeAuthSiteSession downstream_MultiPurposeAuthSiteSession
token / userinfo が http://upstream:8080 で届いていることは、6 で分かる
(届いていなければ /Manage/Index は 200 にならない)。
#281 の時点では、AntiForgery だけが同じ名前であった(CookieNamePrefix が掛かっていなかった)。
片方がもう片方のトークンを上書きし、ログに復号失敗が残っていた。
| AntiForgery の Cookie 名 | |
|---|---|
| #282 より前 | 上流 .AspNetCore.Antiforgery.xxxxxxxxxxx / 下流 .AspNetCore.Antiforgery.xxxxxxxxxxx(同じ) |
| #282 より後 | 上流 .upstream_AspNetCore.Antiforgery.… / 下流 .downstream_AspNetCore.Antiforgery.…(分かれた) |
実測(2026/10/08。#282 の後) : ID 連携を 2 巡させて、
The antiforgery token could not be decrypted. が両方とも 0 件(直す前は上流 5 件 / 下流 10 件)。
名前は DataProtection の識別子から導かれる(net10.0 版。実測)。 #279 で
SetApplicationNameを入れたので、DataProtectionKeyPathを設定した配備同士は、 パスが違っても同じ名前になる。 そのため、接頭辞で分けるのが必須になった。
自己テストは「サーバが自分自身を WebAPI で呼ぶ」(client_credentials など)。
コンテナの中からは、外向けのホスト名・ポートに届かない。
コンテナ内 localhost:8080 : OPEN ← 待ち受け(HTTP)
コンテナ内 localhost:8081 : OPEN ← 待ち受け(HTTPS)
コンテナ内 localhost:44301 : CLOSED ← ホスト側の公開ポート。**届かない**
docker-compose.yml が OAuth2ContainerizatedAuthSvrEPRootURI に
http://localhost:8080 を与えている。 Helper.GetContainerizatedAuthZServerUri が、
Helper を通る WebAPI 呼び出しの宛先をこれに差し替える(Windows でないときだけ働く)。
HTTP のループバックにしてある。 HTTPS(8081)にすると、 コンテナの中でホストの開発用証明書を検証できず、証明書を信頼させる手当てが要る。 自分自身への呼び出しなので、コンテナの外には出ない。
実測(/Home/Saml2OAuth2Starters のボタンを叩いた結果)。
| ボタン | 結果 |
|---|---|
ClientCredentialsFlow |
access_token が返る |
ResourceOwnerPasswordCredentialsFlow |
access_token が返る |
JWTBearerTokenFlow |
access_token が返る |
DeviceAuthZGrant |
応答画面(DeviceAuthZResponse)まで進む |
FAPI_CIBA_Profile |
access_denied : The authentication device is not registered.(認証デバイスの登録が要る。RT-246.3 が Skip なのと同じ理由) |
画面遷移を伴うもの(認可エンドポイントへブラウザが飛ぶ Authorization Code / Implicit / Hybrid / PKCE、 および mTLS を使う FAPI2)は、ここでは測っていない。 mTLS はクライアント証明書の持ち込みが要るので、コンテナでは動かない。
起動できたかは、ディスカバリで確かめる。
Invoke-RestMethod https://localhost:44301/.well-known/openid-configuration
Invoke-RestMethod https://localhost:44301/jwkcerts # 鍵が 4 つ出る(実測 2026/10/08)jwkcerts が返れば、マウントした署名鍵まで読めている。
DataProtection の鍵の置き場(#251)も、ここで効いている。
appSettings__DataProtectionKeyPath=/keysをstore/keysにマウントしてあるので、 コンテナを作り直してもサインインが切れない。実測 : サインインしてから
docker restart/docker compose rm -sf+upを それぞれ 2 回。4 回とも/Manage/Indexは 200(サインインは維持された)。起動を待たずに叩くと、サインイン画面に飛ばされる。 判定の前に
jwkcertsが返るまで待つこと(決め打ちのsleepでは足りないことがある)。
ID フェデレーションの目視・E2E は、まだこれから(5 節「ID フェデレーション」)。
実測 2026/10/06(#272 を全部入れた後。prompt の 4 値すべての E2E を含む)。
ビルドは net48 / net10.0 とも エラー 0 / 警告 0。
| ストア | 成功 | 失敗 | Skip | 備考 |
|---|---|---|---|---|
mem(既定) |
510 | 0 | 1 | RT-246.3 core(mTLS フックの副作用) |
sql |
510 | 0 | 1 | 同上 |
ora |
510 | 0 | 1 | 同上 |
npg |
257 | 0 | 254 | net48 版を起動しないぶんが Skip(Npgsql が #if NETCORE。netfx 253)+ 上記 1 件 |
同じ日の推移(どれも 4 ストアとも失敗 0)。
時点 mem/sql/oranpg増えたもの #269 490 247 — #270 492 248 RT-270.1(core / netfx)#271 492 248 (増えていない。E2E を足していない) #272 の段階 1 498 251 RT-272.1〜RT-272.3(× 2 対象)#272 の段階 2 506 255 RT-272.4〜RT-272.7(× 2 対象)#272 の promptの残り510 257 RT-272.8/RT-272.9(× 2 対象)段階 2 では、作り直した DB でだけ落ちるものが 1 件出た(
sqlのRT-188.4)。prompt=noneを自分で送るテストが、先に走ったテストの同意に依存していたためで、 対象ごとに 1 度同意を通す形に直した(上の「同意を記録するようになった」)。
oraでRT-186.1が 1 度落ちたが、再現しなかった(下の「以前の実測」の揺れと同種と見ている)。
DB ストアだけで出る失敗が 3 つ出た。 どれも直してある(下記)。
#260 を直したときの記録(2026/10/03) : 4 ストアとも 474 / 0 / 3 (
npgは 239 / 0 / 238)。その後 #261〜#267 でケースが増え、 #263 でRT-245.4の Skip が外れた(C-10 を直したため)。
mem では出ない。 種データがストアに書かれるようになって初めて出た(#264)。
| 症状 | 原因 | 直し方 | |
|---|---|---|---|
| 1 | core が 247 件 Skip(sql) |
初回の種データ作成が重く(クライアント登録 17 件)、並行して走ったクラスの到達性プローブが 10 秒で時間切れ。_reachable = false を掴むと、その対象が全部 Skip になる |
プローブを 3 回まで試す(TargetInfo.Probe。間隔 5 秒) |
| 2 | npg で 190 件失敗(GET /Account/Login が HTTP 500) |
画面の選択肢(Ddl*Items)が登録 JSON に直列化されていた。 登録 1 件が 3,108 文字になり、Oracle / PostgreSQL の UnstructuredData(2000 文字)に収まらない(22001) |
Ddl*Items に [JsonIgnore](ManageAddSaml2OAuth2DataViewModel) |
| 3 | 2 を直しても、長い登録はまだ入らない | UnstructuredData の型が 3 方言で揃っていない(#269) |
Oracle は NCLOB、PostgreSQL は text(下記) |
2 は、画面から登録するときにも起きていた(E2E が画面登録を駆動していなかったので見えていなかった)。
揃っていなかった。 SQL Server だけ上限が無く、Oracle と PostgreSQL は 2000 文字だった。 SQL Server で保存できる登録が、Oracle / PostgreSQL では保存できないという形である。
| テーブル | SQL Server | Oracle | PostgreSQL |
|---|---|---|---|
Users / FIDO2Data / CibaData |
nvarchar(max) |
NVARCHAR2(2000) → NCLOB |
varchar(2000) → text |
Saml2OAuth2Data |
— | — | — |
Oracle は単純に広げられない。 NVARCHAR2 は 2000 文字(4000 バイト)が上限で、
MAX_STRING_SIZE = EXTENDED(データベース全体の設定。戻せない)か NCLOB しかない。
配備側の設定に踏み込まないので NCLOB にした。
クライアント登録は全項目が 1 つの JSON に入っていた(Saml2OAuth2Data.UnstructuredData)ので、
画面から入れられる範囲でも 2000 文字を超えた —
Const.MaxLengthOfUri(512)の項目が 5 つ + JWK 2 本(約 890 文字)。
そのクライアント登録は、#270 で専用列に切り出した。
Saml2OAuth2DataにUnstructuredData列はもう無い(下の「専用列に切り出した」)。 列ごとに幅を決めたので、この節の問題はクライアント登録には起きない。 残る 3 表(Users/FIDO2Data/CibaData)には引き続き効くので、#269 の型を揃えたことは無駄になっていない。
- E2E :
RT-269.1(web_origins24 件 + 長いredirect_uri2 つで 2000 文字を超える登録を作り、先頭と末尾のオリジンの両方で CORS が通ることを見る) memでは幅の問題を測れない(辞書なので上限が無い)。効くのはsql/ora/npg- 既存のデータベースは作り直すのが早い(
store/は使い捨て)。ALTERで広げるなら、PostgreSQL はALTER TABLE ... ALTER COLUMN ... TYPE text、 Oracle はNVARCHAR2からNCLOBへ直接変更できないので 列を足して移してから入れ替える
これが E2E に一番広く響いた変更である。
記録が無いクライアントに prompt=none で認可を求めると consent_required になる。
Flows.AuthorizeCodeAsync は常に prompt=none を付けていたので、そのままでは通らない。
| 直したところ | |
|---|---|
Flows.AuthorizeCodeAsync |
prompt=none を付けない。代わりに同意画面が出たら「許可」まで進める(AuthorizeAndGrantAsync) |
TargetInfo.EnsureSeedData |
対象ごとに 1 度だけ、構成ファイルのクライアントの同意を通す(EnsureConsentSeed) |
Flows.EnsureConsentAsync |
prompt=none を自分で送るテストが先に呼ぶ口 |
RT-247.1 |
観測点を「同意画面まで進む」から**「再びサインインへ送られない」**へ(記録が在ると同意画面を飛ばすため) |
HomeController(自己テスト) |
OIDC のボタンの固定の prompt=none を外した。付けたままだと記録が無い配備で初回に必ず consent_required になる |
RT-247.1 の手順 4 |
URL の形だけを見る(辿らない)。辿ると再認証が起き、手順 5 が測れなくなる |
順序で結果が変わるのが一番危い。
prompt=noneを送るテストは 12 フイルに散っているので、 先に走ったテストが同意を通していたかどうかで合否が変わることになる。 実際に、memでは通るのに作り直したsqlでRT-188.4が落ちた。 そのため、種データと同じところで 1 度だけ通す形にしてある。
自己テスト画面も忘れない。
HomeControllerの OIDC ボタンはprompt=noneを固定で付けていたので、 同意を記録するようになった時点で、新しい配備では使えなくなっていた。 E2E では見えなかった — 上の種データが同意を通していたためである。 人が指摘して気付いた。
通すのは構成ファイルのクライアントだけである。
種データの TestClient_19 は、「記録が無いこと」を測るために在るので、
どのテストも「許可」を押してはならない(押すと DB ストアで 2 回目から測れなくなる)。
- E2E :
RT-272.4(記録が無ければconsent_required)/RT-272.5(prompt=consentは記録が在っても出す)/RT-272.6(拒否 →access_denied。E-6)/RT-272.7(管理画面からの取り消し) /RT-272.8(prompt=login。再認証と、印で繰り返しにならないこと)/RT-272.9(prompt=select_account。同意画面と「別のアカウントでログイン」) - DDL 3 方言に
ConsentGrant表を足した。store/は作り直すこと
一度そう観測して、そのまま書いていた。 後で測り直したら再現しなかった。
認可フローの前後で /Manage/Index を測った実測(2026/10/06。net10.0)。
| 時点 | /Manage/Index |
Cookie |
|---|---|---|
| サインイン直後 | 200 | .AspNetCore.Identity.Application ほか 4 件 |
| 認可の GET(同意画面)の後 | 200 | 同一 |
| 同意の POST(code 発行)の後 | 200 | 同一 |
認可フローはセッションを壊していない。
RT-272.7 は同じクライアントで通るので、別の IdPClient にする回避策も外した。
当時の 302 の正体は、下の FooterScriptsSection の漏れであったと見ている
(net48 は customErrors が例外を 302 に変えるため)。
ただし、/Manage/Index(この画面とは関係がない)を 302 と観測した説明にはなっていない。
そこは分からないままである。
教訓は、「1 度の観測を原因と混同しない」こと。
回避策を入れる前に、切り分けの測定をすればよかった。
今回は、/Manage/Index も 302 だったという 1 行の観測を根拠に、
「認可フローがセッションを壊す」という説を置いてしまった。
共通の _Layout.cshtml が RenderSection("FooterScriptsSection", required: true) を持つ。
書かないと、画面を開いたときに落ちる。
| 系統 | そのときの見え方 |
|---|---|
| net10.0 | HTTP 500(例外がそのまま返る) |
| net48 | HTTP 302(customErrors がエラー画面へ送る) |
net48 の 302 は「未認証」と見分けがつかない。 認証を疑って時間を使ったが、原因は画面側だった。 net10.0 側の 500 を先に見れば、すぐに分かる(ログに例外の文面が出る)。
DDL は変えていないが、種データの client_id を変えたので store/ は作り直すこと。
種データの client_id を変えたら、必ず作り直す。
Saml2OAuth2Data.ClientID は Users.ClientID への外部キーを持っているので、
古い id の利用者が残っていると、新しい id の登録を入れられない。
INSERT ステートメントが FOREIGN KEY 制約 "FK.Saml2OAuth2Data.Users_ClientID" と競合しています。
種データは CreateData(GET /Account/Login)の中で作られるので、
ここで落ちると /Account/Login そのものが落ちる。
| 症状 | |
|---|---|
| net10.0 版 | GET /Account/Login が HTTP 500 |
| net48 版 | HTTP 302(customErrors が例外をリダイレクトに変える) |
| E2E | __RequestVerificationToken が取れず、サインインを要する全件が落ちる(実測 416 / 543) |
「ほぼ全件が落ちる」ときは、まず /Account/Login を 1 回叩くこと。
個々のテストを追っても何も分からない(どれも同じ 1 行で落ちている)。
client_idの接頭辞の付け方に注意。e2e0tcNNのNNはTestClient_NNではない。TestClient2_2がe2e0tc22、TestClient2_3がe2e0tc23、TestClient4_2がe2e0tc42、TestClient4_3がe2e0tc43を使っている。TestClient_22にe2e0tc22を取ろうとして衝突した(#275)。 先に在る方が登録され、こちらは「登録されていない」ことになり、 SAML の応答が返らないという形で出た。 SAML の分はe2e0saNNにしてある。
DDL が変わったので、store/ は作り直すこと
(2_DockerComposeDown.bat → 1_DockerComposeUp.bat)。
| 落とした列 | Users.FIDO2PublicKey(3 方言)。MsPass(Microsoft Passport)専用だった |
| 表はそのまま | FIDO2Data(PublicKeyId / UserName / UnstructuredData) |
| 入れ物の形が変わった | UnstructuredData に入れる JSON は自前の StoredCredential になった(以前は Fido2NetLib.Development.StoredCredential。Development 名前空間は 3.0 で消えた) |
古い行は読めない。 とはいえ、測った時点で FIDO2Data は 0 行だった
(store/ の sql。#270 の調査)ので、実際に読む行は存在しない。
- E2E :
RT-137.1(登録の要求)/RT-137.2(認証の要求)/RT-137.3(壊れた入力を封筒に入れて 200 で返す)/RT-137.4(challenge を使い回していない) - net48 版は退役したので、
RT-137.1/RT-137.2の netfx 側は**「口が無いこと」を測る**
navigator.credentials を呼ぶのはブラウザである。
attestation / assertion を作るには、仮想認証器(CDP の WebAuthn ドメイン)が要る。
E2E は HttpClient だけなので、ここは測らないと決めてある。
測っているのは、要求を組み立てる段と、壊れた入力の扱いである。 「通った」の範囲を広く読まないこと。
| 崩したところ | 結果 |
|---|---|
appsettings.json の FIDOServerMode を none にした |
core の 4 件が落ちた(netfx の 2 件は通る。そういうテストだから) |
CredentialGetOptions を 1.x の UserVerificationRequirement.Discouraged 固定に戻した |
RT-137.2(core)だけが落ちた |
netfx 側の 2 件は「無いこと」を測っているので、 歯を確かめるには退役させた画面を戻すことになる。それはやっていない。
GetCorsAllowedOrigins は毎回作るようになった。
話題になるのは「要求ごとに DB を読むのか」だが、
引くのは Origin 付きの要求のときだけである。
| 引く口 | MpasBrowserApi ポリシーのみ(/token /userinfo /SetDeviceToken /ciba_result /2fa_result) |
| 公開情報の口 | 全開なので引かない(MpasPublicDocs) |
通しの中で Origin を送る箇所 |
12(すべて CorsTests) |
通しの所要時間は、この変更の指標にならない。
sql は同じコードで 170 秒と 229 秒を記録しており、
このセッションでは 131〜229 秒の幅で変動した。
1 要求あたりのコストは、下のように別で測る。
同じミドルウェアで A/B にする。
**一覧を引くポリシー(MpasBrowserApi)と、引かないポリシー(MpasPublicDocs。全開)**に、
同じプリフライト(OPTIONS)を 300 回ずつ当てる。
プリフライトなので、本体の処理は走らない。
UserStoreType |
引かない | 引く | 差 |
|---|---|---|---|
mem |
0.22 ms(p50 0.20) | 0.29 ms(p50 0.28) | +0.07 ms |
sql(store/ 1434、19 行) |
0.22 ms(p50 0.20) | 2.10 ms(p50 2.05 / p95 2.80 / 最大 7.86) | +1.9 ms |
尺度の参考 : 同じ機械で GET /.well-known/openid-configuration(200。
Discovery の JSON を組む)が 平均 0.96 ms(p95 1.26)。
キャッシュが当たっていた頃のコストは、「引かない」の 0.2 ms 相当である
(錠を取って List を返すだけ)。DB ストアでは 1 要求あたり約 1.9 ms の上乗せになった。
| 払うのはクロスオリジンの要求だけ | Origin が無ければ CORS の評価そのものが走らない |
| SPA の 1 回の呼び出し | プリフライト + 本体の 2 要求なので、実質 +約 3.8 ms(sql) |
| 測っていないこと | /token 自体のコストとの比。署名と DB 書き込みを伴うので相対的には小さいはずだが、数値は持っていない |
| 条件 | ローカルの Docker の SQL Server での値。DB が遠い配備では比例して増える |
重くなったときは IDistributedCache(#256)。
redis 往復 1 回に置き換わるが、net10.0 だけで、
SessionStoreType が mem なら効かない。
クライアント側の時間では測れない。
PowerShell の HttpClient では 1 要求約 9 ms のオーバヘッドが乗り、
0.2〜2 ms の信号が埋もれる。
実際に一度しくじった。 PowerShell で測った「+0.72 ms / +0.19 ms」は、 要求がサーバに届いていなかった(Kestrel のログに 4 行しか無かった)。 数値が出ていても、当たっているとは限らない。
# サイトを単体で起動する(パスの前置きは付かないので、口は / 直下)
cd root\programs\MultiPurposeAuthSiteCore\MultiPurposeAuthSiteCore\bin\Debug\net10.0
$env:FxContainerization = 'ON'; $env:ASPNETCORE_URLS = 'https://localhost:44300'
Start-Process .\MultiPurposeAuthSite.exe -RedirectStandardOutput "$env:TEMP\mpas.out.log"
# 種データを作らせる(これが無いと登録が 0 件になる)
Invoke-WebRequest https://localhost:44300/Account/Login -SkipCertificateCheck
# curl で当てる(url = を並べると接続を使い回す)
curl.exe --config preflight.cfg
# 時間は Kestrel のログから読む
# "Request finished HTTP/1.1 OPTIONS <url> - 204 - - 2.0510ms"Access-Control-Allow-Origin が返っていることを先に確かめること。
許可されていなくても 204 は返るので、状態コードだけでは分からない。
E2E は足していない。
この変更で消える「最長 60 秒の窓」は、インスタンス 1 つでは見えない
(サイトは 1 インスタンスずつしか立てない)。
利用者の削除で消える側は 1 インスタンスでも見えるが、
種データのクライアントを消すことになり、同じ通しの他のテストを壊す。
許可オリジンの計算そのものは RT-265.1 / RT-266.1 / RT-269.1 が見ている。
Saml2OAuth2Data は ClientID + UnstructuredData(JSON 1 列)だった。
17 列にした(属性名と同じ列名。幅は Const.MaxLengthOfUri などに合わせてある)。
測るときに注意が要るのは 1 列だけである。
RequirePkce は、登録項目で唯一の bool |
方言ごとに形が違う — SQL Server bit / PostgreSQL boolean / Oracle は NUMBER(3) の -1(Users の bool 列と同じ流儀) |
| そこが落ちても、画面とビルドは黙っている | **「登録で PKCE を必須にしたつもりのクライアントが、PKCE 無しを受け入れる」**になる |
既存の RT-221.1 では測れない |
TestClient6 は構成ファイル側なので、Helper は user store を見に来ない |
- E2E :
RT-270.1(画面登録側のrequire_pkce。種データTestClient_18) - 歯が立つことを確かめてある :
memの複製と Oracle の書き込みを それぞれfalse/0に崩して、両方で落ちることを見た (Oracle は行を消してから回すこと。種データは登録が無いときだけ書くので、 行が残っていると壊した書き込みが走らず、通ってしまって測れない) - 幅の実測(
sql/npg/oraとも同じ) : 19 行。WebOrigins最大 503、JwkRsaPublickey最大 586、RedirectUriSaml最大 486 — 以前はこれを全部足して 1 列に入れていたので 2000 文字を超えていた
以前の実測(2026/10/02) : sql と ora は毎回 1 件ほど落ちていた
(RT-230.3 / RT-233.2 など。回すたびに変わる)。
原因は 3 つあった。どれも「同じ利用者の行を、2 つのものが書く」ことである。
| 誰と誰が | 直し方 | |
|---|---|---|
| 1 | net48 版と net10.0 版(DB ストアでは 1 つの DB を共有する) | テスト利用者をサイトごとに分けた(super_tanaka_core / _netfx) |
| 2 | CIBA の端末登録(DeviceToken)と、非構造化データ(UnstructuredData) |
同じコレクションに入れた(並行させない) |
| 3 | UsersAdmin と RolesAdmin(同じ管理者でサインインする) |
同上 |
mem では 1 が起きない(各サイトが自前のストアを持つ)。2 と 3 は mem でも起こりうる。
1 の仕組み。 test.ps1 が、サイトごとに接尾辞を渡す。
| 渡す先 | 環境変数 | 値 |
|---|---|---|
| サイト(種データの名前に付く) | TestUserSuffix |
_core / _netfx |
| テスト(同じ値を見る) | MPAS_CORE_TESTUSER_SUFFIX / MPAS_NETFX_TESTUSER_SUFFIX |
同上 |
製品の既定は空(= super_tanaka / tanaka)。接尾辞を与えるのは test.ps1 だけである。
上流(ID フェデレーションの IdP)には渡さない。 上流は
store/のコンテナで自分のストアを持つので、分ける必要が無い。 渡すと「上流に居ない利用者」でサインインしようとして落ちる(TestEnv.UpstreamUserName)。
DB を作り直さなくてよい。 **初期化済みの DB でも、テスト利用者だけは「居なければ作る」**ようにした (
AccountController.CreateTestUsers)。接尾辞を変えても追随する。
2 と 3 は、xUnit のコレクションで直列化している。
同じコレクションのクラスは並行しないという仕組みで、#224 から在るもの(DeviceCollection)を広げた。
| コレクション | 入っているクラス |
|---|---|
| 既定の利用者の行を書くテスト | CibaTests / CibaRequestTests / CibaClientModeTests / UserClaimsTests |
| 管理画面(管理者でサインインする) | UsersAdminTests / RolesAdminTests |
実測での見分け方。
| 症状 | 原因 |
|---|---|
RT-230.* で、入れた usd1 / usd2 が消える |
端末登録が同じ行を書いた(2) |
RolesAdmin / UsersAdmin の画面が 302(サインイン画面へ) |
もう片方の変更で認証 Cookie が無効になった(3。SecurityStamp) |
実行順への依存も 1 つ直した(#260)。 サイトは
GET /Account/LoginとGET /Account/Registerでしか種データを作らない。RT-210.1は/rosと/ciba_authzしか叩かないので、 他のテストがサインインしていなければ、利用者が居なかった(unknown_user_id)。 単独で回すと必ず落ちていた。 いまはテストの中で 1 回踏んでから進む。
ASP.NET Core Identity は、ストアに「正規化した名前」(大文字)を渡す。
CmnUserStore の DBMS 分岐は、Roles.Name(生の名前)と突き合わせていた。
| ストア | 以前 | 結果 |
|---|---|---|
mem |
NormalizedName(#if NETCORE で分けてあった) |
通っていた |
sql |
Name |
照合順序が大文字小文字を区別しないので、偶然通っていた |
ora / npg |
Name |
一致せず、副問い合わせが NULL になり、挿入が失敗していた |
ORA-01400: ("SCOTT"."UserRoles"."RoleId")にはNULLは挿入できません。
直し方 : AddToRole / RemoveFromRole / UpdateRoles の 3 方言(9 文)で、
#if NETCORE のときだけ NormalizedName 列と突き合わせる
(GetRoles は生の名前を返すので、そのまま)。
なぜ見つけにくかったか。
- 例外が握り潰される(
catch { Logging.MySQLLogForEx(ex); })。 画面にもテストにも出ず、「ロールが付いていない」だけが残る - 種データの作成は 1 回しか走らない(
IsDBMSInitialized)。 最初に失敗すると、作り直すまで直らない - net48 版(Identity 2.x)は正規化しないので、同じ DB でもそちらの経路では付いていた
SystemAdminを要求する画面が無かった(#257 の管理画面のテストが、初めてそこを踏んだ)- 記録は
root/files/resource/Log/SQLTRACE.*.log(MySQLLogForExの出力)
実測(直した後) : npg の UserRoles に 6 行(管理者 3 + super_tanaka 2 + tanaka 1)が入り、
管理画面の 9 ケースが Skip されなくなった(ora も同じ)。
DDL は更新されるが、既に作ってあるデータベースは更新されない。 移行スクリプトは持っていないため、使い回すなら DDL と突き合わせること。
実際に起きたこと。 npg と ora の RefreshTokenDictionary に、
#188 で足した 2 列(FamilyId / UsedDate)が無かった。
sql は作り直してあったので揃っていた。
列だけでなく、表が増えることもある。 #151 の段階 2 で
SubjectIdentifierを足した(16 表 → 17 表)。store/(E2E)は2_DockerComposeDown.bat→1_DockerComposeUp.batで作り直せば済む。 手動確認の DB(LocalServicesOnDocker)は、自分でCreate_UserStore.sqlを流し直すこと。 表が無いと、サインイン(subの記録)で落ちる。
種データの「利用者名」も変わった(#151 の段階 3。実測 2026/10/02)。 古い DB の利用者名はメアドのままである(当時は「利用者名=メアド」だった)。
古い DB に入っている値 いまの種データ テスト利用者 super_tanaka@gmail.comsuper_tanaka管理者 daisuke...@...(メアド全体)メアドの @より前**
CreateDataは「初期化済みなら何もしない」**ので、作り直さない限り直らない。 症状は「サインインに失敗しました(HTTP 200)」が全件に出る (実測 :sqlで 339 件 失敗)。列が足りないときより分かりにくい。store/は作り直すこと(2_DockerComposeDown.bat→1_DockerComposeUp.bat)。
- 症状は HTTP 500 が 67 件(
42703: column "familyid" ... does not exist)。 トークンが出ないので、関係の無いケースまで巻き添えで落ちる(85 件 失敗) - エラーはサイトのログに出る(
programs\Tests\E2ETests\Result\MpasSite.out.log)。 E2E の失敗メッセージは「前提: access_token が返ること」までしか言わない
突き合わせ方(列の一覧を出して、DDL と比べる)。
# PostgreSQL
docker exec -e PGPASSWORD=<pw> <container> psql -U postgres -d UserStore -tAc `
"SELECT table_name || '.' || column_name FROM information_schema.columns WHERE table_schema='public'"
# Oracle("..." で囲った大文字小文字混在の名前で作ってある)
select lower(table_name)||'.'||lower(column_name) from user_tab_columns;足りないだけなら、作り直さずに足せる。
-- PostgreSQL(行が無ければ NOT NULL をそのまま足せる)
ALTER TABLE RefreshTokenDictionary
ADD COLUMN FamilyId varchar(64) NOT NULL, ADD COLUMN UsedDate timestamp;
-- Oracle(行が在ると ORA-01758 になる。NULL 可で足す → 埋める → NOT NULL にする)
ALTER TABLE "RefreshTokenDictionary" ADD ("FamilyId" NVARCHAR2(64), "UsedDate" DATE);
UPDATE "RefreshTokenDictionary" SET "FamilyId" = SUBSTR("Key", 1, 64) WHERE "FamilyId" IS NULL;
COMMIT;
ALTER TABLE "RefreshTokenDictionary" MODIFY ("FamilyId" NOT NULL);
Create_UserStore.sqlを流し直すのが正道である。 上は行を消さずに済ませる手順で、 古い行が残ることを承知で使うものである(テスト用のストアなので、それで困らない)。
memと違い、状態が残る。 同じデータベースを使い回すと、前回のテスト ユーザや クライアント登録がそのまま残る。作り直したいときは、データベースを作り直す。
SessionStoreType は UserStoreType と直交する。 回し方は同じで、
appsettings.json を書き換えてから net10.0 版を建て直す(環境変数の口は作っていない)。
# appsettings.json の SessionStoreType / SessionStoreConnectionString を書き換えてから
cd root
.\1_BuildAll.ps1 -Only net10.0 -SkipClean
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch2026/10/06 の実測(UserStoreType は mem)。
SessionStoreType |
成功 | 失敗 | Skip | 置き場に入ったか |
|---|---|---|---|---|
mem(既定。キー無しも同じ経路) |
490 | 0 | 1 | - |
redis |
490 | 0 | 1 | Redis のキーが 1 → 27 件に増えた(redis-cli dbsize) |
sql |
490 | 0 | 1 | dbo.SessionCache に 26 行(SELECT COUNT(*)) |
「通った」だけでは足りない。 mem でも全部通るので、
置き場に本当に書かれたかを、ストア側から数えて確かめる。
Skip 1 件は core の未修正項目(6 節)で、この設定とは関係しない。
接続文字列を空にすると、起動時に落ちることも確かめた(InvalidOperationException)。
歯が立つことの確認 — 空のまま起動を通してしまうと、
画面が 500 を返すだけで理由が分からない(IDistributedCache は遅延で落ちるため)。
E2E に専用のテストは足していない。
どの置き場を使っているかは、外から叩いて区別できない(同じ画面が同じように動く)。
通し × 3 通り + ストア側の件数が、この変更の検証である
(UserStoreType の 4 ストアと同じ測り方)。
E2E は、構成ファイルに無いクライアント登録を要る(TestClient_8 など)。
サーバ側の種データが、テスト利用者の登録(saml2OAuth2Data)として作る。
root/programs/CommonLibrary/Extensions/Sts/TestClients.cs 表(16 件)
↓ AccountController.CreateTestUsers(IsDebug + TestUserPWD)
利用者 1 人 = クライアント登録 1 件(client_name は利用者名そのもの)
| 構成ファイルに残すもの | 自己テスト画面が名前で選ぶもの(TestClient〜TestClient6。HomeController に直書き)、IdFederation、サンプル RP |
| 種データで作るもの | E2E だけが使うもの(16 件。Tests/README.md) |
-Launchは要らない。 手で起動したサイトに対しても測れるclient_idは固定値。Sts.TestClients.EntriesとFlows.KnownClients.SeededClientIdsを同じ値にしておくこと(E2E は構成ファイルを読む作りで、user store は読めない)- 件数の上限が無い。 user store は 1 件ずつ別の行になる
種データは
GET /Account/Loginでしか作られない(CreateData。#210 で踏んだ)。TargetTestBase.Clientが 1 度だけ呼んで揃えている(TargetInfo.EnsureSeedData)。これを入れる前は、サインインしないテストが 401 で落ちた(
RT-237.*)。 環境変数で渡していた頃はプロセス開始から在ったので、順番に依存しなかった。 寄せたことで「作られるまで無い」状態が生まれ、先に走るクラスに依存して間欠で落ちた。 PowerShell 5.1 の通しで出た(7 では、たまたま先にサインインするクラスが走って通っていた)。
net48 版だけ、クライアント一覧を 1 本の環境変数で渡していた。
net10.0 : appSettings__OAuth2ClientsInformation__<client_id>__<項目> … 1 件ずつ足せる
net48 : OAuth2ClientsInformation … 一覧ごと差し替える
1 件増えるごとに約 1.3 KB 伸び(写す元が JWK 2 本を持つため)、 Windows の環境ブロックは変数すべてで 32,767 文字までだった。
| 差し込み件数 | OAuth2ClientsInformation の長さ |
|---|---|
| 16 件(#262 の時点) | 約 26.2 KB |
| 17 件 | 約 27.5 KB(他の変数と合わせて上限を超える) |
| 0 件(#264 の後) | 差し込まない(構成ファイルの 7.4 KB だけ) |
超えると、こう出た。 同じ罠は他の環境変数でも起こりうるので、残しておく。
- IIS Express は起動する(ポートは開き、プロセスも残る)
- が、全要求が HTTP 500 になる。
/.well-known/openid-configurationも 500 Logに例外が出ない。IisExpress.out.logにはHTTP status 500.0だけが並ぶSmokeTestsが 12 件すべて落ちるので、「net48 版が起動していない」ようにしか見えない
切り分けは、同じ applicationhost.config で手で起動すること。
手で起動すると 200 が返るなら、原因はコードではなく環境変数である
(手での起動は test.ps1 の環境変数を引き継がないため)。
& "$env:ProgramFiles\IIS Express\iisexpress.exe" /config:<生成された applicationhost.config> /site:MultiPurposeAuthSite
3 層になっている。 OpenTouryo が root/programs/*.ps1 から CS/*.bat を呼ぶのと同じ形。
root/2_RunAllTests.ps1 呼び出しと集計(TRX を読む)
└ programs/Tests/test.ps1 どう起動して、どう流すか
└ dotnet test → E2ETests xUnit
分けてある理由。
test.ps1はTestsフォルダから直接叩ける入口になる。1 件だけ流すときに使う2_RunAllTests.ps1は集計だけを持つ。起動方法が変わっても、こちらは影響を受けない
テストはアプリを HTTP で外から叩く。 実装側のクラス(CmnEndpoints / Helper など)を参照しない。
JWT のデコードも Request Object の署名も、テスト側で独立に実装している。 同じコードで作って同じコードで読むと、型や値の誤りを検出できないためである。
このため、サイトが動いていることが前提になる。
同梱の自己テスト(/Home/Saml2OAuth2Starters)とは役割が違う。
自己テストは Open棟梁 のクライアント ライブラリを使い、人が目で確かめるための場で、
E2E は自前の実装で外から叩き、合否を判定する。
E2E から自己テストを駆動してよい(IdPClient.StartSelfTestAsync)。
Open棟梁 のクライアントを通る経路はそこしか無いので、相互接続性の回帰だけは E2E が押さえる
(RT-197 / RT-246)。線引きの全文は
programs/MultiPurposeAuthSiteCore/ANALYSIS.md 7 節。
サイトは、構成ファイルに書かれた URL で待ち受けている必要がある。
アプリ同梱の自己テスト(FAPI2 / CIBA / Device AuthZ)は、
サーバ自身が OAuth2AuthorizationServerEndpointsRootURI へ HTTP で折り返す。
叩き先と構成が食い違うと、その折り返しが接続不能になり HTTP 500 になる。
https で動かすこと。
認証まわりの Cookie は SameSite=None で発行されるため、http では保持されない。
max_age を使うフロー(FAPI2)は auth_time Cookie を見るので、http だとエラー画面になる。
Visual Studio(IIS Express)で起動する分には、構成ファイルのままなので食い違わない。
-Launch は、構成ファイルを書き換えずに、環境変数で上書きしてから起動する。
OAuth2AuthorizationServerEndpointsRootURI
OAuth2ClientEndpointsRootURI
FcmOutboxDirectory
FcmOutboxDirectory は、プッシュ通知の送信箱(テスト用)。サイトは FCM に送らず、ここにファイルを書く。
テストは MPAS_CORE_FCM_OUTBOX / MPAS_NETFX_FCM_OUTBOX で場所を受け取り、認証デバイスの代わりに読む(CIBA の EX-8)。
Open棟梁 の GetConfigParameter は、appSettings の FxContainerization が ON のとき
設定ファイルより環境変数を優先する(net48 / net10.0 の両方)。
キー名がそのまま環境変数名になる。 接頭辞は付かない。
このため、net48 版を app.config の URL に置く必要がない。
別のポートへ寄せられるので、2 つのサイトを同時に立てても衝突しない。
環境変数は、子プロセスの起動時に写される。 2 つのサイトへ別々の URL を渡せるのは、この性質による。 起動の直前に書き換えること。後から変えても、動いている側には効かない。
詳細は CONFIGURATION.md。
テストには識別子が付いている。原本と報告は、これで突き合わせる。
| 接頭辞 | 対象 | 置き場所 |
|---|---|---|
SM-n |
疎通(テスト基盤そのものの確認) | Tests/SmokeTests.cs |
TC-n.n |
基本テストケース(OAuth 2.0 / OIDC の基本的な検証項目) | Tests/Basic/ |
EX-n.n |
拡張仕様(Revocation / Introspection / Device / Hybrid / response_mode / JWT Bearer / CIBA) | Tests/Extended/ |
RT-<Issue>.n |
個別 Issue の回帰(RT-186.2 なら #186 の 2 番目) |
Tests/Issues/ |
RT-C<n>.n |
公開の Issue を持たない項目の回帰(RT-C10.1 なら ANALYSIS-IdP.md の C-10) |
Tests/Issues/ |
FA-n.n |
FAPI(クライアント登録 = oauth2_oidc_mode ごとに通る経路) |
Tests/Fapi/ |
21-n.n |
OAuth 2.1(許されない経路の抑止) | Tests/OAuth21/ |
SA-n.n |
SAML2(Web Browser SSO。#275) | Tests/Saml/ |
CN-n.n |
コンテナ配備(疎通と配備固有。#284) | Tests/Container/ |
上流が常に mem であることと、下流が -UserStoreType で切り替わることが、
別々に書いてあって組み合わせとして読めなかったので、1 枚にした。
| 識別子 | サイト | ストア |
|---|---|---|
SM-n |
ホストの core / netfx | -UserStoreType(mem / sql / ora / npg) |
TC-n.n |
同上 | 同上 |
EX-n.n |
同上 | 同上 |
RT-<Issue>.n / RT-C<n>.n |
同上 | 同上 |
RT-140.n(ID 連携) |
ホストの core / netfx + 上流コンテナ | 下流 = -UserStoreType / 上流 = mem 固定(クロス ストア) |
FA-n.n |
ホストの core / netfx | -UserStoreType |
21-n.n |
同上 | 同上 |
SA-n.n |
同上 | 同上 |
CN-n.n |
下流コンテナ + 上流コンテナ | 両方 mem 固定(切り替えない) |
役割分担で言うと、こうなる。
| 測るもの | |
|---|---|
ホストの core / netfx(mem / sql / ora / npg) |
実装(方言ごとの SQL を含む) |
RT-140.* |
ID 連携の機能 + 連携キーの永続(クロス ストア) |
CN-* |
配備の差(コンテナ特有のもの) |
クロス ストアは、ただ通っているだけでない。 実測(2026/10/08。
-UserStoreType sql) :RT-140.2〜.7が core / netfx ともに OK。 下流のUserLoginsに 連携キー(iss, sub)の行が 2 件入り、 2 回目はそれを引いて同じ利用者になる(RT-140.5)。memでは静的な辞書で済むところが、sqlでは方言ごとの SQL(CmnUserStore)を通る。
段階に分けた Issue は、段階ごとに番号を伸ばす。 例 : #272 の段階 1 は
RT-272.1〜RT-272.3で、 段階 2(同意の永続化)はその続き番号になる。
報告書の一覧と詳細、原本は、この順(SM → TC → EX → RT → FA → 21 → SA → CN)に並ぶ。
土台から順に並べる。 SM が倒れていれば、TC の合否は読む意味がない。 サイトに届いていない・サインインできていない、という話であって、 仕様に適合しているかどうか以前だからである。 同じ理由で、拡張(EX)は基本(TC)の上に乗っている。 TC が倒れている状態の EX は、拡張の問題なのか土台の問題なのかを判断できない。RT も同じ。
先に出る群が倒れていたら、後ろは読まずに原因を潰す。
説明と結果を混ぜない。
| 場所 | いつ変わるか | |
|---|---|---|
| 原本(何を・何を根拠に確かめるのか) | programs\Tests\TESTCASES.md |
テストを変えたときだけ。リポジトリに入れる |
| 報告(その回に何が起きたか) | Result\E2ETests.report.md |
実行のたび。.gitignore 済み |
観点・根拠・手順は実行しても変わらないので、毎回刷り直さない。 報告は「検証・観測の期待と実測」だけを持ち、冒頭から原本へリンクする。
妥当性を評価するときは、両方を渡すこと。
原本はテストの記録から生成する。テスト コードが一次情報である。
Skip にしているテストは実行されないので、記録が出ない。
そのぶんは「保留中のテストケース」として、Skip の理由から別枠で載る。
このため Skip の理由は「未修正」で始め、Issue 番号・実測日・実測結果を書く
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch -UpdateTestCases-Launch は 2 つのサイトを立てる。 原本のケースを、両系統に同じだけ流す。
実測 2026/10/06 : 491 件(原本 248 件 × 2 − 片系統だけのもの)。成功 490 / 失敗 0 / Skip 1。数は増え続けるので、ここに書いた値は目安である(正確な数は実行結果と TESTCASES.md を見る)。
| 対象 | 待ち受け | 立て方 |
|---|---|---|
| net10.0 | https://localhost:44300 |
Kestrel(ビルド済みの MultiPurposeAuthSite.exe) |
| net48 | https://localhost:44302 |
IIS Express |
dotnet runは使わない。 アプリを子プロセスとして起動するため、親(dotnet)を止めてもアプリが残り、 次回の起動がポートを奪われる。ビルド済みの exe を直接起動すれば、 止めた時点で確実に終わる。
報告書は 1 回の実行で上書きされる。 別々に測ると、後から測った方しか残らない。両方を残したいなら、同じ実行で測る。
net48 版は ASP.NET なので Kestrel では動かない。test.ps1 は IIS Express の雛形
%ProgramFiles%\IIS Express\config\templates\PersonalWebServer\applicationhost.config
を読み、サイト 1 つ分を書き換えて Result\applicationhost.config に出す。
- 物理パス :
programs\MultiPurposeAuthSite\MultiPurposeAuthSite - バインド :
httpsの*:44302:localhost - 44300〜44399 は IIS Express の開発用証明書が http.sys に登録済みなので、そのまま使える
仮想ディレクトリは作らない。
待ち受け URL は環境変数で構成へ反映されるので(4 節)、
/MultiPurposeAuthSite の下に置く必要がない。アプリはサイト直下に置く。
立てられないときは、理由を出してその対象を Skip する。 失敗にはしない。
| 状況 | 見るところ |
|---|---|
-NoNetFx を付けた |
意図的に測らない |
| IIS Express が無い | %ProgramFiles%\IIS Express\iisexpress.exe |
| net48 版がビルドされていない | 1_BuildAll.ps1(bin\MultiPurposeAuthSite.dll) |
.vsを消すと、Visual Studio 用のapplicationhost.configは消える。1_DeleteDir.batの削除対象に.vsが入っているため。test.ps1が使うのは自前で作る方なので、こちらは影響を受けない。
mTLS(クライアント証明書)のテストは、既定では net10.0 版だけを測る(#226)。
-Launch は、テスト専用のフック programs/Tests/MtlsTestHook を net10.0 版にだけ読ませ、
発行元を問わずにクライアント証明書を受け付けさせる(アプリのコードは変えない)。
証明書はテストがその場で作る自己署名のもので、証明書ストアには入れない。
net48 版(IIS Express)は、準備だけを手動で行い、-NetFxMtls を付けて回す。
IIS は信頼できない証明書を、アプリより前で HTTP 403.16 として断る。
自己署名の証明書を通す設定は IIS に無いので、テスト用 CA をコンピューターの信頼されたルートに入れる(管理者権限)。
-NetFxMtls を付けなければ、net48 版のケースは作らない(Skip にもならない)。
実施済み(2026/09/23。Windows 11 / IIS Express 10)。 net48 版でも
FA-6の 4 件が通った(-NetFxMtls付きで 276 件 / 失敗 0 / Skip 0)。測り直した(2026/09/29。#245 の段階 3) : 414 成功 / 失敗 0 / Skip 4 (Skip は
RT-245.4×2 = C-10 未修正、RT-246.3×2 = mTLS フックの副作用。core 2 / netfx 2)。 既定の通し(410 / 0 / 3)と比べて、FA-6の netfx が 5 件増え、RT-246.3の netfx が Skip に回った。 手順はSetupNetFxMtls.ps1(下記)。管理者権限と後片付けが要るため、通しの一部にはしていない。
-NetFxMtlsを付けない限り、FA-6の net48 版は測られない(net10.0 版は毎回測っている)。 失効の情報(CRL)を持たない証明書でも、IIS は通した。クライアント証明書を要求させるのは
/tokenと/userinfoだけ (applicationhost.configのlocation path="MPAS48/token"/"MPAS48/userinfo")。/tokenは mTLS のクライアント認証、/userinfoは証明書に紐づくトークン(cnf)の照合に要る。 サイト全体に掛けない。 net48 版の FAPI2 の自己テスト(サーバが自分自身を HTTPS で呼ぶ)が 証明書を求められて止まり、RT-197.1が 60 秒で時間切れになる(実測で切り分けた)。なお、5.1 で起動待ちが 90 秒で失敗する不具合が、この手順で見つかって直っている(#226)。 証明書のネゴシエーションが入ると、サーバ証明書の検証がランスペースの無いスレッドで呼ばれるため、
ServerCertificateValidationCallbackがスクリプト ブロックでは実行できない。test.ps1は、コンパイルしたデリゲートを使う(CODING.md5 節)。
手順は SetupNetFxMtls.ps1 にある(#245 の段階 3 でファイルにした)。
シークレットは含まない。 私有鍵は証明書ストアの中で生成され、スクリプトには現れない
(Trust が読む .cer は公開部分だけ)。
cd root
.\SetupNetFxMtls.ps1 -Action Prepare # 通常の PowerShell。CA + クライアント証明書 2 枚を作る
.\SetupNetFxMtls.ps1 -Action Trust # **管理者**。CA を信頼されたルートに入れる
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch -NetFxMtls # 通常の PowerShell(証明書を作った利用者)
.\SetupNetFxMtls.ps1 -Action Cleanup # **管理者**。必ず行う(信頼されたルートに残さない)
.\SetupNetFxMtls.ps1 -Action Check # いま何が在るかを見るPrepare と Trust を分けてあるのは、証明書の入る先が違うからである。
TestCertificate.ForTarget は、netfx のとき CurrentUser\My を Subject で引く。
管理者の PowerShell が別アカウントなら、証明書は別の利用者のストアに入り、テストから見えない
(症状は「証明書がありません」)。同じアカウントで昇格するなら、まとめて実行しても同じ結果になる。
-UpdateTestCasesは付けない。 原本に netfx の mTLS ケースが混ざるPrepare/Checkは、Subject が E2E の定数(Flows.cs/MtlsTests.cs)と一致することを確かめる。 綴りが違えば、その場で止まる- 別アカウントで
Prepare/Trustをするなら、両方に同じ-CerPathを渡す(%TEMP%が違う)
期待する結果(既定の通しは 410 成功 / 失敗 0 / Skip 3)。
| 変わるところ | 期待 |
|---|---|
FA-6.1〜FA-6.5 の netfx |
5 件増えて成功(付けないと対象すら作られない) |
RT-246.3 の netfx |
成功 → Skip(netfx もクライアント証明書を要求するため。既知の副作用) |
| 失敗 | 0 のまま |
E2E で駆動している(RT-140.4 〜 RT-140.7)。上流の IdP が要る。
RT-140.4 |
連携でサインインできる(PKCE(S256) と prompt=none を付けて要求していることも見る) |
RT-140.5 |
二度目の連携でも同じ利用者になる(連携キーが (iss, sub) であること) |
RT-140.6 |
上流が未サインインなら成立しない(prompt=none の意味) |
RT-140.7 |
連携の認可応答にも iss が付く(#252 が実経路で効いていること) |
上流を先に建てておくこと。 建っていなければ、この 4 件(×2 ターゲット)だけが Skip される。
cd store
.\3_PublishUpstream.ps1
docker compose up -d upstream建て忘れると、黙って Skip される。 「全テスト OK」と出ても、連携は測れていない。 Skip の件数(サマリに出る)と、Skip の理由で気付くこと。
上流は「作り直さないと古いまま」である。 ここが一番踏みやすい。 アプリを直したら、必ず
3_PublishUpstream.ps1とdocker compose up -d --build upstreamを回す。実測(#250 の段階 5) :
FormPost.cshtmlを直した(#252)あと、上流を作り直さずにRT-140.7を回して落ちた。下流は新しく、上流だけが古いという状態で、 「直したはずのものが直っていない」ように見える。
上流は UserStoreType=mem なので、
作り直すと同意の記録(#272 の段階 2)も消える
(Sts.ConsentProvider.ConsentGrants は静的な辞書)。
この E2E は prompt=none で委譲するため、
記録が無い上流に対しては consent_required になる
(OIDC Core §3.1.2.6。IdP の側は仕様どおりである)。
実測(2026/10/08。作り直した直後の通し) : 6 件が落ちた
(RT-140.4 / .5 / .7 × core / netfx)。症状は
RT-140.4 code が返る / 期待=code あり 実測=**無し** で、退行に見える。
#280 で、テスト側が前提を整えるようにした
(IdFederationTests.EnsureUpstreamConsentAsync)。
prompt=noneを外して 1 度だけ叩き、同意画面が出たら「許可」を押す- 記録が在れば同意画面は出ないので、何もしない(余分な往復もしない)
- 上流が未サインインならログイン画面が返るので、押さない
(
RT-140.6の意味は変わらない)
「許可が押せること」は測っていない。 測るのは ID 連携の一巡である。 整えられなければ「
codeが返らない」として落ちるので、 前提の失敗が隠れることはない。
実測(#280 の後。同じく作り直した直後) : IdFederationTests は 8 / 8 OK。
上流のログでは consent_required が 2 回(core / netfx の 1 回目)出たあと、
同意画面が 2 回描画され、そのあと code が返っている。
下流の同意(RT-272 系)とは別の話である。
TestClient_19 / TestClient_20 は、下流の「記録が無い状態」を測るために在る。
下流の設定は test.ps1 が差し込む(Set-IdFederationEnv)。
| 設定 | 値 |
|---|---|
OAuth2AndOidcClientID / Secret |
ターゲットごとに別のクライアント(redirect_uri は 1 件に 1 つのため) |
IdFederationRedirectEndpoint |
そのサイトの URL + /Account/IDFederationRedirectEndPoint |
上流のエンドポイント(IdFederation{Authorize,Token,UserInfo}Endpoint)は上書きしない。
構成ファイルの値が、そのままサイトの向き先である。
テストはその値を読んで上流を探すので、上書きすると、両者がずれたときに気付けなくなる。
上流側のクライアント登録は store/docker-compose.yml にある(IdFederationE2ECore / IdFederationE2ENetFx)。
雛形の IdFederation クライアントは手動確認(VS)用で、/MultiPurposeAuthSite 付きのまま残してある。
上流は preferred_username も返す(docker-compose.yml の UserClaimsMapping。#151 の段階 4)。
subject_types の既定が public になり、sub は利用者 ID になったので、
下流が新規に作る利用者名は、preferred_username から取る
(無ければメアドの @ より前。CONFIGURATION.md「ID 連携・外部ログインで作られる利用者名」)。
入れ忘れても連携は成立する(鍵はメアドなので)。 変わるのは、新規に作られる利用者の名前だけである。
#140 の段階 3 で、この経路をまとめて直した
(連携キーを (iss, sub) へ/認可応答の iss を検証/PKCE(S256) を追加/
要求スコープを標準だけに/Helper のホスト書き換えを回避)。
ビルドと通し(414 件)で「他を壊していないこと」までは確かめたが、
経路そのものは動かしていない。
上流のコンテナは #250 の段階 2〜3 で建った(1 節「上流の IdP も store/ で立てる」)。
段階 4 で、下流の設定をそこへ向け、目視が net48 版・net10.0 版の両方で通った。
段階 5 で E2E に入れた(RT-140.4 〜 RT-140.7。5 節「ID フェデレーション」)。
上流を建て忘れると Skip されるので、そこだけは人が見ること。
-
上流を建てる。
cd store .\3_PublishUpstream.ps1 docker compose up -d upstream -
上流でサインインしておく。
https://localhost:44301/Account/Loginprompt=noneで連携するので、先に上流のセッションが要る(無いとlogin_required)。 -
下流を VS から動かす(net48 版 / net10.0 版のどちらでも)。 どちらも
https://localhost:44300/MultiPurposeAuthSiteで待ち受けるので、 上流に登録済みのIdFederationクライアントのredirect_uri_codeと一致する。 -
下流の
/Account/Loginで「ID連携でサインイン」を押す。
向け先は雛形に入れてある(_appsettings.json / _app.config)。書き換えは要らない。
Cookie の名前を、上流と下流で分けてある(#250 の段階 4)。 Cookie のスコープにポートは入らない(RFC 6265 §8.5)ので、
localhost:44300(下流)とlocalhost:44301(上流)は Cookie を共有する。 名前が同じだと、次の 2 つが起きる(どちらも実測した)。
同名の Cookie 症状 セッション( MultiPurposeAuthSiteCoreSession)上流のサインインが下流のセッションを消す → state/nonceが読めず「エラー」画面認証( .AspNetCore.Identity.Application)後にサインインした側が相手を蹴り出す → 連携は正常終了するのに下流がサインイン状態にならない
docker-compose.ymlが、上流に別名と接頭辞を与えている(#250 の段階 4 / #255)。 雛形の既定は空=従来どおりなので、1 サイトだけの配備には影響しない。接頭辞は、名前を決められるものすべてに掛かる(実測)。
.upstream_MultiPurposeAuthSite 認証(サインイン) upstream_Identity.External 外部ログイン・ID 連携の途中 upstream_MultiPurposeAuthSiteSession セッション upstream_auth_time / upstream_re_auth_at max_age の判定 .upstream_AspNetCore.Mvc.CookieTempDataProvider 画面のメッセージ先頭が
.のものは、その後ろに接頭辞が入る(.は host-only を表す慣習なので潰さない)。サインインの Cookie だけでは足りない。 外部ログイン(
Identity.External)は ID フェデレーションの途中で使うので、ここが混ざると連携が壊れる。auth_timeは再認証の要否、TempData は画面のメッセージに効く。分けられないものが 1 つ残っている。
Cookie いまの扱い SessionTimeOutOpen棟梁 の定数( FxHttpCookieIndex)。雛形はFxSessionTimeOutCheckをoffにしており、読まれないので無害。分けるなら Open棟梁 側の対応が要るnet48 版は、そもそも同名になりにくい(実測)。 セッションは
mas_session、AntiForgery は__RequestVerificationTokenで、 net10.0 版の名前と重ならない。TempData は Cookie に載らない(セッションに載る)。 ただし net48 版どうしを同じホストに立てると、__RequestVerificationTokenが衝突する。 いまの構成では起きない(上流は net10.0 版のコンテナ 1 つ)。net48 版の下流では、もともと起きない(Owin の既定名が
.AspNet.ApplicationCookieで、 net10.0 版と重ならないため)。net10.0 版の下流でだけ出る。上流のコンテナを作り直す前に触っていたブラウザには、古い Cookie が残る。 直したあとも直らないときは、
localhostの Cookie を消してから試すこと。
| 設定 | 値 |
|---|---|
IdFederationAuthorizeEndpoint |
https://localhost:44301/authorize |
IdFederationTokenEndpoint |
https://localhost:44301/token |
IdFederationUserInfoEndpoint |
https://localhost:44301/userinfo |
IdFederationRedirectEndpoint |
https://localhost:44300/MultiPurposeAuthSite/Account/IDFederationRedirectEndPoint |
/MultiPurposeAuthSiteを外した(#250 の段階 4)。コンテナは root で配信する。 付いていたのは IIS Express の仮想ディレクトリの形で、上流の実体が無かった。
下流がすることを、そのまま上流に対して行って確かめた。
| 手順 | 結果 |
|---|---|
| 上流でサインイン | OK |
/authorize(prompt=none / PKCE S256 / response_mode=form_post) |
200。code と state が自動送信フォームで返る |
/token(code + code_verifier + Basic 認証) |
access_token / id_token / refresh_token |
id_token の iss / aud / nonce |
https://ssoauth.opentouryo.com / 06d2…(一致)/ 一致 |
/userinfo の sub |
id_token の sub と一致(OIDC Core §5.3.2) |
/userinfo の email_verified |
true(C-23 の判定を通る) |
code_verifier を外した /token |
400 で拒否(C-22 の守り) |
残っているのは「下流がこれを受け取って、利用者を作る/結び付ける」ところだけである。
Error 画面が出たときの理由は、すべて OPERATION ログに出る(C:\root\files\resource\Log\OPERATION.<日付>.log)。
The state of the authorization response did not match the session. (response: len=32, session: (empty))
The id_token of the ID federation was not accepted. (verified: True, nonce matched: False)
The token response of the ID federation had no id_token.
The iss of the authorization response did not match the expected issuer.
The sub of /userinfo did not match the sub of the id_token.
The id_token had no iss claim.
The ID federation redirect endpoint is locked down. (IsLockedDownTestEndpoints)
The ID federation did not complete. (the error view was returned)
最後の 1 行は、経路の終わりを示す受け皿である。
それだけが出ていたら、利用者の作成か外部ログインの追加に失敗している(そこは AddErrors するだけで画面に出ない)。
state/nonceの値そのものは出さない((empty)かlen=<長さ>だけ)。 切り分けに要るのはそこまでである。
目視で 2 つ見つけた(#250 の段階 4)。どちらも E2E では出なかった。
見つけたもの 出る側 Cookie の名前が上流と下流で同じ(認証 / セッション) net10.0 版の下流だけ(net48 版は Owin の既定名が違う) OAuth2AndOIDCClient.HttpClientが初期化されていないnet48 版だけ(net10.0 版は Program.Mainで入れている)後者は #140 の段階 3 の副作用である。 ID フェデレーションが
Helperを通さなくなり、Helperのコンストラクタが設定していたHttpClientが入らなくなった(/tokenで null 参照)。Global.asax.csのApplication_Startで、net10.0 版と同じように入れるようにした。この 2 つは、E2E に入れていれば見つかった。 段階 5 の理由がここにある。
subは利用者 ID(GUID)である。 上流のIdFederationクライアントにsubject_typesの登録が無く、既定(public)に従うため(#151 の段階 4。 それより前は利用者名=メアドが入っていた)。 連携キー(iss, sub)はこの値で作られる。既定を変えると、既存の連携は鍵が合わなくなる。 その場合はメアドで引き直して、新しい鍵を足す (下流の
IDFederationRedirectEndPoint。上流がemail_verifiedを言っている必要がある)。 つまり張り直しは自動で起きるが、上流が検証済みと言わない場合は結び付けない。
id_tokenにはemail_verifiedが入らない。 下流は/userinfoから読むので、C-23 の判定はそちらで通る。
上流はコンテナ 1 つで、下流は 2 つとも E2E が立てるサイトである。
-Launchが立てる 2 サイト(net48 / net10.0)を、どちらも同じ上流へ向ける。Cookie は 1 つの入れ物で扱う(
IdPClientのCookieContainer。ブラウザと同じ)。 上流と下流が同じホストでも成り立つのは、Cookie 名を分けたからである(#250 の段階 4)。
サインアップ(/Account/Register)と管理画面(/UsersAdmin / /RolesAdmin)を、HTTP で叩いている。
どれも、それまで 1 件も無かった(#151 の段階 3 の不具合 2 件が、目視まで出てこなかった)。
RT-257.1 |
利用者名とメアドを入れると、サインアップできる |
RT-257.2 |
利用者名に @ → モデル全体のエラーになる |
RT-257.3 |
利用者名が空/メアドが空 → それぞれの欄のエラーになる(あべこべにならない) |
RT-257.4 |
メアドの形式が不正 → メアドの欄のエラー |
RT-257.5 |
一覧に、利用者名とメアドが別の列で出る |
RT-257.6 |
作成の検証エラーで 500 にならず、ロールの選択肢が出たまま再表示される |
RT-257.7 |
作成でき、編集画面に 2 つの値が別々に出る |
RT-257.8 |
編集の検証エラーで 500 にならず、ロールのチェックボックスが出たまま再表示される |
RT-257.9 |
管理画面は SystemAdmin のときだけ開く(付与の前後を 1 つで通す) |
RT-257.10 |
ロールの一覧に、種データの 3 つのロールが出る |
RT-257.11 |
ロールを作ると一覧に出て、削除すると消える |
RT-257.12 |
ロールの詳細に、属する利用者が出る(0 人の分岐も通す) |
RT-257.13 |
ロール名が空のとき、500 にならず、その欄のエラーになる |
#258 で管理画面を net10.0 版へ移植したので、AllTargets で両系統を測っている。
門番(Authorize)とメニューの出し分けは、どちらも SystemAdmin を見る。
Admin では開かない(雛形のテスト利用者は User / Admin しか持たない)。
- 使い捨ての利用者を管理画面から作る(
EmailConfirmed=trueで作られるので、そのままサインインできる) - その利用者では一覧が開かず、メニューに導線も出ない
- 管理者が
SystemAdminを付与する - 入り直すと開き、導線も出る
- 利用者を削除する
入り直さないと効かない。 ロールはサインインのときに Cookie のクレームへ入るので、 付与しただけでは、その人の今のセッションは変わらない(テストは
force: trueで入り直す)。種データの利用者には付与しない。 戻し忘れると、 DB ストアで権限が残り続け、他のテストの前提が変わる。
画面の言語は配備(サーバの既定カルチャ)で変わる。 タイトルや見出しの文字列では判定しない。
| 見るもの | 意味 |
|---|---|
入力欄の name が在るか(Html.HasField) |
どの画面が返ってきたか |
欄に input-validation-error が付くか(Html.HasFieldError) |
その欄のエラー(属性が足したもの) |
| 付かずに要約だけに出るか | モデル全体のエラー(ModelState.AddModelError("", …)) |
この差で「あべこべ」を測っている。
空欄は欄のエラー、@ はモデル全体のエラーで、それが入れ替わっていたのが元の不具合だった。
門番(Authorize)とメニューは、どちらも SystemAdmin ロールを見る。
雛形のテスト利用者(super_tanaka)は User / Admin しか持たないので開けない。
IdPClient.SignInAsAdministratorAsync が、構成ファイルの
AdministratorUID / AdministratorPWD で入り直す(値は出力しない)。
EnableAdministrationOfUsersAndRolesが false なら Skip される (UsersAdmin.SkipIfLockedDownAsync)。
mem では再起動で消えるが、DB ストアでは残る。
次の回の一覧に積み上がるので、作ったテストが UsersAdmin/Delete で消す
(削除そのものの確認にもなる)。利用者名には Guid を混ぜて、衝突を避けている。
net48 版は、作成でロールを選ばないと一覧へ戻らない。
params string[]に何も来ないと null になり、 利用者は作られるのに作成画面が再表示される(net10.0 版は空の配列が来るので戻る)。 #257 で作った非対称ではなく、元から在る。 テストはロールを 1 つ付けて作っている。
既定は public である(#151 の段階 4 で変え、段階 5 で独自値を廃止した)。
E2E で 2 件測っている。
RT-151.1 |
subject_types を書かないクライアントの sub が、利用者名ではなく利用者 ID(GUID)である |
RT-151.2 |
public の sub は、クライアントが違っても同じ(pairwise との対照) |
使うのは TestClient_6 / TestClient_7(構成ファイルには無い。 種データが作る。#264)。
既に使った
client_idでは、既定を測れない。 発行したsubは対応表に記録されるので(#151 の段階 2)、 設定を変えても、その組み合わせでは以前の値が返る(それが段階 2 の目的である)。 新しいclient_idを使うと、表に行が無いので、新しい既定で作られる。だから、既定の判定は「新しい client_id でだけ」行うこと。
TestClientやMVC_Sampleでsubの値を決め打ちすると、memでは新しい既定、使い回した DB では以前の値になり、ストアによって結果が変わる。
sub の値そのもので「誰か」を判定しているテストは、すべて直した(段階 4)。
| 直したところ | いまの判定 |
|---|---|
TC-6.2(id_token の必須クレーム) |
sub が /userinfo の sub と一致する(OIDC Core §5.3.2) |
TC-6.5 / RT-196.7(/userinfo) |
sub が id_token の sub と一致する |
EX-4.3(Device AuthZ) |
/userinfo の email が承認した利用者である |
TC-4.1(ROPC) |
トークンの email が認証した利用者である |
subは「同じ利用者・同じ RP なら同じ値」であることに意味がある。 値の形は、配備(既定を変える前か後か)によって違う。
既定の寿命(認可コード 600 秒・Request Object 300 秒・refresh_token 14 日)を待つのは現実的でない。
そこで -ShortLifetimes が、寿命をごく短くしてサイトを起動する(#188)。
.\2_RunAllTests.ps1 -Launch -ShortLifetimes -Filter "FullyQualifiedName~LifetimeTests"-Filterと併せて使う。 寿命が短いので、他のテストは落ちる- 既定の通しでは、
RT-188を除外している(test.ps1がFullyQualifiedName!~LifetimeTestsを足す)。 既定の寿命では測れず、xUnit は「ケースが 0 件の Theory」を失敗として数えるため - そのため
RT-188はTESTCASES.md(原本)に載らない。 原本は通しの結果から作るので、-ShortLifetimesの実行で-UpdateTestCasesを付けないこと (付けると、その 6 件だけの原本に置き換わる)
実測 2026/09/29(#245 の段階 3) : 6 成功 / 失敗 0 / Skip 0(
mem)。 net48 版も 44302 で起動した。 以前に見られた起動待ちの時間切れは、再現しなかった。
net48 版と net10.0 版は、構成ファイルの既定ではどちらも同じ URL を指している。
-Launch は別のポートへ寄せるが、手で立てた場合や testsettings.json で
URL を指定した場合は、同じ URL を 2 回測ることが起こり得る。
そのままだと同じアプリを 2 回測って「両方 OK」と報告する。(実際にやった)
このため、応答ヘッダでどちらのアプリが応答したのかを確かめている。
| 見分け方 | |
|---|---|
| net48 | X-AspNet-Version が付く |
| net10.0 | Server: Kestrel |
期待と食い違う場合は、そのターゲットを Skip して理由を残す。
net10.0版 (MultiPurposeAuthSiteCore) のはずの https://localhost:44302 に、
net48版(ASP.NET Framework)が応答しました。同じURLで構成されているため取り違えます。
片方を別のURLにするか、順番に実行してください。
報告書の「叩いた先」も、-Url の値ではなく、実際に応答したアプリから作る。
引数を書き写すだけでは、測れていない対象まで「叩いた」ことになってしまう。
| 叩いた先 | net10.0版 (MultiPurposeAuthSiteCore) (https://localhost:44300)
/ 応答: net10.0(Kestrel)
net48版 (MultiPurposeAuthSite) (https://localhost:44302)
/ 応答: net48(ASP.NET Framework / Microsoft-IIS/10.0) |
個々のテストの記録にも残る。
対象: net48版 (MultiPurposeAuthSite) (https://localhost:44302)
/ 応答: net48(ASP.NET Framework / Microsoft-IIS/10.0)
コンソールの集計行(テストの合計数: ...)はロケールで変わる。
TRX(XML)の outcome は Passed / Failed / NotExecuted で固定なので、こちらを読む。
test.ps1 -TrxPath が出力先を受け取る。2_RunAllTests.ps1 がそれを渡している。
| 条件 | 判定 |
|---|---|
| 失敗 0 件、かつ成功 1 件以上 | OK(終了コード 0) |
| 失敗 1 件以上 | NG(1) |
| 成功 0 件 | NG(1) |
| TRX が出ていない | NG(1)。テストの起動そのものに失敗している |
成功 0 件を NG にしているのが肝。 サイトを起動し忘れると全件 Skip になり、「失敗 0 件」で緑に見えてしまう。 それがいちばん危ない。
テストは net10.0 版と net48 版の両方に同じものを流す([SkippableTheory] + AllTargets)。
クロスコンパイルで下位互換版を維持しているので、
「片方だけ直っている」状態を検出できることを最優先にしている。
起動していない対象は Skip する。net48 版は IIS Express での手動起動が前提で、 常に動いているとは限らないため、そこで落とさない。
Skip は 2 種類ある。混ぜて数えると、どちらも見えなくなる。
Skip 30 件の内訳
28 netfx ← そのサイトが起動していないだけ(環境)
2 (対象なし) ← 未修正と分かっている項目(仕様)
いま、未修正を理由に Skip にしているものは無い(最後の RT-245.4 は #263 で外した)。
既定の通しで残る 1 件は RT-246.3 core で、mTLS フックの副作用(#226。環境の側)である。
2_RunAllTests.ps1 は、テスト名の targetKey: "..." で切り分けて内訳を出す。
未修正だと分かっている項目は、期待する動作を書いたうえで Skip にする。
消さずに残すのは、直したときに Skip を外すだけで検証できるようにするため。
Skip の理由には、Issue 番号・実測日・実測結果を書く。
[SkippableTheory(Skip = "未修正(#197)。実測(2026/09/09, net10.0)では、"
+ "誤った redirect_uri を送ってもトークンが発行される。")]現在 Skip にしているものは
programs/Tests/README.md の「未修正の項目」にある。
================ サマリ ================
対象 結果 成功 失敗 Skip 秒
-------- ---- ---- ---- ---- ----
E2ETests OK 220 0 1 146.7
Skip 1 件の内訳
1 (対象なし)
対象ごとの Skip は、そのサイトが起動していないだけのことが多い。
(対象なし) は、未修正として Skip 指定しているもの(Tests\README.md)。
所要時間 : 2.4 分
TRX : C:\MultiPurposeAuthSite\root\programs\Tests\E2ETests\Result\E2ETests.trx
ログ : C:\MultiPurposeAuthSite\root\programs\Tests\E2ETests\Result\E2ETests.log
報告書 : C:\MultiPurposeAuthSite\root\programs\Tests\E2ETests\Result\E2ETests.report.md
原本 : C:\MultiPurposeAuthSite\root\programs\Tests\TESTCASES.md
全テスト OK
| 前提 | 備考 |
|---|---|
| ビルド済み | 1_BuildAll.ps1、または Visual Studio |
| 設定ファイル | appsettings.json / app.config。テストはここから資格情報を読む |
UserStoreType |
既定は mem。テスト ユーザは初回アクセスで作られ、再起動で消える。sql / ora / npg に切り替えるときは 1 節「ストアを切り替える」(#207) |
SessionStoreType |
既定は mem(#256)。そのままで回る— E2E は 1 インスタンスずつなので共有が要らない。redis / sql でも測れる(1 節「セッションの置き場も」)。sql にするなら Create_SessionCache.sql を流しておく。net10.0 版だけ(net48 版は下の aspnet_state) |
| 証明書 | SpRp_RsaPfxFilePath の pfx。Request Object の署名に使う |
FxContainerization |
ON。待ち受け URL の上書きに要る(4 節)。雛形には入っている |
| IIS Express | net48 版を測るときだけ。無ければその分が Skip される |
ASP.NET 状態サービス(aspnet_state) |
net48 版を測るときだけ。 Web.config が mode="StateServer"(tcpip=127.0.0.1:42424)なので、止まっていると画面が HTTP 500 になる(下記) |
aspnet_state が止まっていないかを見る。 スタートアップが「手動」なので、OS の再起動で止まる。
Get-Service aspnet_state # Stopped なら
Start-Service aspnet_state # 管理者権限が要る
Set-Service aspnet_state -StartupType Automatic # 毎回やりたくないなら見分け方。 /.well-known/openid-configuration は 200 を返すのに、/Account/Login が 500 になる。
Web API の口はセッションを使わないが、画面は使うためである。
応答の本文に理由が出る(「セッション状態要求をセッション状態サーバーに対して作成できませんでした」)。
アプリのログ(root/files/resource/Log)には出ない。 ASP.NET が先に落としている。
全部の口が 500 になるときは、別の原因である(
OAuth2ClientsInformationを 環境変数で渡していた頃の、環境ブロックの上限。1 節)。 画面だけが 500 なら、まずこのサービスを疑う。
-Launch は、mTLS のテスト(FA-6)のために net10.0 版にクライアント証明書を要求させる
(Tests\MtlsTestHook。#226。net48 版は -NetFxMtls のときだけ)。
その状態では、アプリ自身の内部呼び出し(自己テスト)も証明書を提示する
(Helper の HttpClient が SpRp_ClientCertPfxFilePath を添える)。
サーバは証明書を提示したクライアントをコンフィデンシャル扱いにするので、
公開クライアントで始める自己テストが invalid_client になる(/device_authz の TestClient3)。
製品の欠陥ではなく、測り方の都合である。 そのため RT-246.3 は、要求している側を Skip する。
構成ファイルの既定では、net10.0 版と net48 版は同じ URL を指している。
-Launch は環境変数で別のポートへ寄せるので、同時に測れる。
手で立てるときは、片方を別の URL にすること。
取り違えは検出して Skip する(5 節「取り違えは検出する」)。
TestUserPWD / client_secret / pfx のパスワードは、
実行時にアプリ自身の構成ファイルから読み出す。 テスト側は値を持たない。
client_id も直書きしない。環境ごとに違う(CreateClientsIdentity.exe で生成する)ので、
client_name(TestClient / MVC_Sample など)から引く。
テストの出力にトークンや秘密情報を書かないこと。
JsonResponse.ToString() はキー名とエラーだけを出す。
HTTP 200 / keys=[access_token, expires_in, id_token, refresh_token, token_type] / error=-
programs/Tests/E2ETests/Tests/に置く。ファイル ヘッダは既存に合わせる(CODING.md)TargetTestBaseを継承し、[SkippableTheory]+[MemberData(nameof(AllTargets))]にする- net10.0 版でしか成立しないものだけ
CoreOnlyを使う
- net10.0 版でしか成立しないものだけ
client_idはFlows.Registration(client, KnownClients.XXX)で引く- 未修正の挙動を見つけたら、期待する動作を書いて
Skip。 Issue を起こして番号を書く ANALYSIS-IdP.mdにも反映する(あちらが適合上の穴の一覧)
画面(HTML)の中身を日本語で判定するときは、実体参照を戻してから比べる。
net10.0 版の Razor は非 ASCII を数値文字参照(認 など)で出すが、net48 版はそのまま出す。
そのため html.Contains("認証要求が…") は net48 版だけ通る(RT-246.2 で踏んだ)。
System.Net.WebUtility.HtmlDecode を通してから判定する。